農林水産省は27日、16~22日に販売されたコメ5キロの平均価格(税込み)について、全国9地域別の推計値を公表した。地域間の価格差は最大973円で、前の週の698円から拡大した。割安な備蓄米の流通量が増え、米価全体は下落しつつあるものの、地域間格差は残ったままだ。
推計値は農水省が調査会社に算出を依頼したもので、全国のスーパー、ドラッグストア、ホームセンター約6千店のデータをもとにしている。コメ価格の新たな指標として、全国のスーパー約1千店の平均価格に加え、先週から公表を始めた。
地域別で最も高かったのは東海の4232円で、最も安かったのは東北の3259円。東海以外は3千円台だった。前の週より値下がりしたのは7地域で、北海道と中国・四国は値上がりした。全国平均は3835円で、4週連続で下落した。
あわせて16~22日に全国…